「ロシアは助けてくれない」 小国アルメニア、西側参加望む声も (msn.com) 2023‐4‐22
【AFP=時事】アルメニアの首都エレバンのオペラ座近くで、言語学者のアルトゥール・サルグシャンさんは、ロシアは頼りにできないパートナーであり、アルメニアは他の「同盟国」を探すべきだと語った。
CSTOはロシアが主導し、旧ソ連諸国で構成される。宿敵アゼルバイジャンと衝突した時も、「窮地に陥ったアルメニアを、ロシアとCSTOは助けてくれなかった」と、サルグシャンさんは強調した。
1991年のソ連崩壊以降、人口約300万人のアルメニアはロシアの軍事的、経済的支援に依存してきた。国内にはロシア軍の基地があり、ロシア語話者も多い。
エレバン在住の英語教師アルピネ・マダリャンさんは「アルメニアは小国だ。本当に支援してくれそうな西側陣営に加わる必要がある」と話した。
【矢板明夫の中国点描】台湾で高まる「疑米論」 – 産経ニュース (sankei.com) 2023‐4‐18 略文
蔡氏がここで「米国の台湾への支持」を強調した背景には、最近の台湾で「疑米論」が台頭していることがある。疑米論とは、「米国は信用できない」「いざというとき、米国は台湾を助けに来ない」と米国を疑う論のことである。
大手シンクタンク「台湾民意基金会」が2月に発表した世論調査では、「中国が台湾に侵攻した時、米軍の台湾防衛への派兵を信じるか」という質問で、「信じる」42.8%、「信じない」46.5%とほぼ半々だった。
しかし、「米国は信用できないかもしれないが、中国はもっと信用できない」と考えている台湾人がほとんどで、台湾自身の防衛力強化を指示する人が多い」
また、「疑米論は台湾社会を不安に陥れる危険な考え方だ。それが増せば、一番喜ぶのは中国だ」と指摘。「国債連携深め、自身の防衛力を強化し、中国との武力衝突を事前に防ぐことを優先すべきだ。米国を疑う暇など無い」としている。
ロシアのウクライナ侵略での自由主義陣営の振る舞いを見て、台湾は「疑米論」がでて、小国アルメニアは「CSTO:ロシアの保護」に疑いを持っています。
これは日本でも同じ事です。周辺他国と同等以上の武力が無いと、どこかの陣営に入って守ってもらう必要が出てくる。赤子が一人では生きられないように。
でもそこには、別の難題が待っています。守ってもらう代償(経済連携という隷属関係)です。今の日本がアメリカに感じている事。分かり易く言えば、米国に食い物にされているということ。
周辺国に対抗できる核兵器という武器を保持できれば、北朝鮮等のように国家破綻している処でも大国は対等外交せざるを得ない。
以前にも書きましたが、「大国に成る程、自国民の政治的離反が怖い」。だから「自国民の大量死=政治的な失脚」を防ぐために、「絶対に報復の可能性がある核戦争」はできないのです。
その点、北朝鮮のような弱小独裁国家は楽ですね。自分の家族達と側近さえ助かれば容易く国家のリセットが出来る。
しかし、独裁国家でもシナのように巨大になると国家分裂が起こり、独裁者の粛清が起こるでしょうから、巨大国家の内戦は世界中に多大な迷惑が掛かります。
日本は早く核兵器を持たなくてはなりません。。とは言え,日本本土に無くても良いのです。ICBMを搭載した原子力潜水艦を3隻保有出来れば、日本は真の独立国として、新たな未来が開けてきます。