老いて差別発言をしていた父…それは本当に「ネット右翼化」だったか? ネトウヨの「定義」を学んで見えたこと (msn.com) 「現代ビジネス」 鈴木大介
「老いた親が突然、韓国や中国を罵倒するような言葉を吐くようになって戸惑っている」 昨今、そんな声をしばしば耳にするようになりました。
こういう文章で始まる文ですが、「ネトウヨの定義」をどこで学んだのかって事から怪しいです。『ネット右翼になった父』、なんて本まで書いたので、その宣伝なのでしょうね。まあ売れないでしょうが【笑】
『ネット右翼とは何か』樋口直人他著(青弓社ライブラリー)の大阪大学大学院人間科学研究科准教授による「計量調査から見る『ネット右翼』のプロファイル」なんてのを基準にしたと。
拠り所が希薄なので、他人に基準を求めるという時点で駄目でしょう。ただ単に、気に入らないネット上の右翼と言われる人達を、十羽一絡げで如何に辱めてやろうかという気が満載です。
この樋口さんの調査では、ネット右翼の基準として、1.中国と韓国への排外的態度、2.保守的・愛国的政治志向の強さ、3.政治や社会問題に関するネット上での意見発信・議論への参加経験の三つの条件を満たす者と定義したようです。
そして次に、『保守とネトウヨの近現代史』倉山満著(扶桑社新書)では、ネット右翼に共通する価値観として、ネット右翼の三大標的は「朝日新聞と民主党と韓国である」と。
これは少し短絡的ですね。まともな人達は、「朝日は倒産すれば嬉しい。民主党はバカなほど有難い。韓国は相手にするだけ時間の無駄」と思っているのではありませんか?
そして、『ネット右翼とは何か』の調査で、2.の「保守的・愛国的政治志向の強さ」を判断するために用いられた設問では、
・靖国神社公式参拝の是非。 ・憲法9条の改正の是非 ・公教育の場における国旗掲揚・国歌斉唱の是非 ・愛国心や国民の責務について戦後教育を見直すべきかの四つ。
この辺りから、筆者の不安定な主観が見えてきますね。国旗国歌を強制などと言っているようでは話になりません。もっと勉強してから本を書いたら如何かと申し上げておきましょう。
私はネット右翼ではありませんし、右翼でもありません。私の思想は標準値のど真ん中と思っています。でも不思議な事に日本では、「靖国参拝なんてトンデモナイ。憲法9条を守りたい。国旗国歌の強制反対。愛国心教育は戦争に繋がる。」と、平気な顔で言う愚か者ばかり。
彼らは「無知ゆえの極左」なのであって、私の考えは普通だと思ってますよ。何故なら、世界標準の防衛思想は、私なんかよりモットモット右寄りですから。
外国へ行ってみて下さい。自分や家族を守るためには国の軍備は絶対に必要だと子供でも言います。また、「自国の国旗を掲げる事や、愛国心を育む教育に違和感を持つ」と発言すれば、「頭のオカシイ人」と思われますよ。
「日本の常識は世界の非常識」だと、改めて認識して下さい。