中国、ゼロコロナ緩めず外国大使館抗議 経済見通しいっそう悲観的に (msn.com) 2022‐11‐28
中国の習近平(シーチンピン)政権が続けるゼロコロナ政策が緩和されないことを受け、在中国の大使館やビジネス団体が抗議を次々に表明した。中国経済の先行きを悲観する声も高まっており、今年の経済成長率は予想をさらに下回るとの見方も出始めている。
「言いたいことは全て削除されてしまう。だから何も書いていない白い紙を持って抗議する」「言論の自由を」「選挙で投票を!」「中国共産党退陣しろ!習近平退陣しろ!」上海での抗議活動は習近平指導部批判に発展しました。
中国のゼロコロナ抗議、十数都市に拡大 言論統制下でも立つ市民 (msn.com)2022‐11‐28
厳しい規制で新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「ゼロコロナ」政策に対する抗議の動きが広がる中国で、24日以降、北京や上海など少なくとも十数都市で抗議活動が行われた。批判の矛先は共産党の指導体制にまで及び、言論統制の厳しい中国では異例の混乱に陥っている。
学生が歌っているのは中国国歌。「立ち上がれ奴隷になることを望まぬ人々よ!」という歌詞があり、政府に対する皮肉をこめたものともみられます。
これは、第二の天安門事件に発展する可能性がありますから、クサイ政権はデモを全力で潰すしかありませんが、ここで大きな問題が生じています。
先日の党大会で「極端な側近人事」が決められたのはご存知でしょうが、その人事は来年3月の全人代からの施行ですから、党のNO2であった李克強やNO3の韓正、孫春蘭・劉鶴も、全人代以降は平の党員に決定したけど、3月までは現役。
クサイ金平は、自身の手足である党指導部の権限を奪ったのですから、地方政府や中央官庁の幹部達は、未来の無い李氏などの言う事を聞くわけがありませんし、李氏側も仕事をする気はありません。
そういう訳で、今のシナは、来年3月の全人代が終わるまでは、中央政府が機能しない状態になっているという事です。
ただでさえ批判の多い「ゼロコロナ政策」にしても、指導力・政策力皆無で経済音痴のクサイでは何も出来ないと思いますから、実質的に「無政府状態」が続くと見た方が良いでしょう。
このままでは今のデモを、言論統制を含めて本気で止められる役人はいないと思います。警察を含む地方の役人も誰の言う事を聞いて良いか分からない状況です。1つ判断を間違えば、明日は我が身ですから。
また3月以降も、明らかに敵対関係になった前任者である「前首相・前副首相」が、次の幹部連中に対して円滑な引継ぎをする訳がありません。
このクサイ3期目の独裁政権が、巨大国家シナの終焉の始まりになるのか? 日本も他人ごとではありませんが、これから3月までのシナの動きを注視すべきです。