湯屋通い

>「ほの湯」通いを、始められたのですね~(驚)

土日は仕方ないにしても、平日も人が多いですね。こういう「湯屋」も流行り廃りが多くて、今では楽々園と宇品の2か所だけになったようです。

私のように、風呂の改修で通うような人は少ないでしょうが、平日の16時頃なのに若い人が多いのは驚きです。

あの激しい泡風呂のことを何て言うのか知りませんが、あんなのに長く浸かっていると、逆に疲れるような気がしますよ。

女房と一緒に来れば、湯上りの一杯が楽しめるのですが、一人だと車なのでそうもいきません。「もう少しユックリ入ったら?」とも言われるのですが、この性格ばかりは直しようがありません。

江戸時代の湯屋は、LGBTが泣いて喜ぶ混浴だったようで、落語なんかでもずいぶん面白いお話がころがっています。入浴料を調べると大人8文ですから、1文25円で換算すると200円。

江戸時代は浴場で頭を洗うと、女性はカラスの濡れ羽色と言われるくらいですから、しっとり洗い髪で帰っても良かったようですが、男はマゲを結わなくては恰好が付かないので、湯屋には必ず髪結床がありました。

鬢付け油で固めてマゲを結うのが24文で600円。結構安かったんですね。白米1升が50文で1250円、酒一升164文で4100円、湯屋の帰りにカケ蕎麦1杯で16文400円、豆腐1丁も16文ですから、食べ物のほうが少し割高だったんでしょう。

江戸の庶民は、ほとんど借家住まいでしたから、9尺2間の店賃1か月分で400文(1万円)。相撲見物は72文(1800円)、上桟敷での歌舞伎見物は銀25~35匁(41,500~58,100円)。皆さんご要望の、吉原での太夫の揚げ代は銀76匁(12万6,160円)ですから、越後屋の若旦那くらいしか行けません。

さて、いつの間にか、いつもの馬鹿話が終りました。。浴室工事も昨日で終わりましたので、今日はユックリと新しくなった家の浴槽に浸かれます。

西日本は水不足のようなので、今回の台風は恵の雨になりますかね。来週末から、また暑くなりそうです。皆様、くれぐれもご自愛ください。

これも政治の責任

朝は米食か芋とぬか漬け、昼食は焼き芋やふかし芋、夕食のおかずは焼き魚一切れとすまし汁…

大豆が無いため、味噌・醤油が作れず、味噌汁すら毎日は飲めません。卵は7日に1個、お肉などは9日に1食。もしも日本の食卓が、こんなに質素になるといったら、あなたは信じますか?

実はこの食事、「もし全ての輸入が止まったら」と農林水産省が試算したものです。

「いやいや、輸入が止まるなんて…」と思われるかもしれませんが、実際、ウクライナ侵攻などを受けて、

世界のパーム油の約6割を生産するインドネシア政府は4月下旬に パーム油の禁輸措置を導入

世界第2位の小麦生産国インドは、5月中旬に小麦の輸出停止

マレーシアは6月、月間360万羽分の食用鶏肉の輸出を停止など、、、

6月7日時点で、実質的な輸出禁止に踏み切った国は20カ国にものぼるといいます。(米シンクタンクの国際食糧政策研究所(IFPRI)より)

それも小麦や植物油、鶏肉・牛肉、砂糖など、食卓や飲食業に欠かせない品目ばかり…「もし輸入が止まったら」は夢物語ではなくなりつつあります。

日本の食料自給率は、先進国の中でも最低水準の37%。(2020年度のカロリーベース自給率、農林水産省発表)

つまり食べ物の約3分の2を輸入に頼っている状態なのです。普段はあまり意識されないものの、かなり深刻な問題を抱えてしまっている日本の食料事情。

しかし、実は今から80年以上も前…日本の食料自給がまだ80%ほどだった頃から「このままだと日本の農村は没落する」と警鐘を鳴らしていた男がいました。それは…「日本陸軍史上最高の頭脳」とも言われた石原莞爾。日中戦争の2年前、1935年に行われた講演で、「このままだと日本の農村は滅亡する」と警鐘を鳴らしていたのです。

「非常時と日本の国防」石原莞爾 講演録より 「危機管理コンサルタント:丸谷元人氏」監修