追い詰められるバイデン

>今回の選挙で米国の民主主義に、もはやフェアネスなんて存在しないことが白日のもとにさらされたわけです。民主主義の根幹が蹂躙されたのです。

NHKが勝ち誇ったように「選挙人投票でバイデン氏過半数獲得の見通し」と報道しています。

空港の集会で、バイデンが手を振る方向には、誰もいない

本来予定されていたバイデンの獲得人数 306。 ペンシルバニア重複投票(1月6日でどちらも無効)で、投票人20→0。 ジョージア重複投票(1月6日でどちらも無効)で、投票人16→0。 ネバダ重複投票(1月6日でどちらも無効)で、投票人6→0。 現状で予想されるバイデンの獲得人数は306-42=264。

重複投票をもう少し詳しく述べると、ペンシル・ジョージア・ネバダは、州知事が認証した選挙人によるバイデンの投票と、州議会の多数派である州共和党が指名した選挙人によるトランプの投票が重複しているのです。

 州議会の指名による選挙人は、州知事の認証による選挙人と同等以上で、州議会と州知事が認証した選挙人が異なる場合 上院議長もしくは上院で決まります。

こうなった場合、1月6日の開票前に、現職の副大統領であるペンス連邦議会議長の発議となります。 その連邦議会でどう扱うかを上下両院で採決するためには、両院で同じ候補が過半数をとることが必要ですが、上院下院でねじれたり、両院のどちらかで無効過半数(トランプ・バイデン以外の名前が過半数を取る)となった場合は、その州の票全てが無効となります。

憲法修正第12条は、議会の合同会議が大統領選挙の選挙人投票を集計し、当選者を宣言すると規定しています。 会議は、1月6日の午後1時に下院議場で開催。 そこでは、現職のペンス副大統領が議長を務め、12月14日に選挙人団によって行われた各州の結果が読み上げられるたびに、議員が異議を唱えることが可能であり、その異議に対して両院議員一名ずつ以上が同調した場合、両院それぞれに分かれて審議に付されます。

今回は問題のあった州で異議が出ると考えられ、両議院一名ずつも同調すると考えられます。 そして両院で審議が行われ、その州についての票が認定されない事もあるでしょうし、異議が否決される事もあります。

全ての州の票が開票され、認定されなかった票があるなどで、選挙人による票の合計が過半数(270票)に達しなかった場合、下院・上院がそれぞれ大統領・副大統領を選ぶ選挙が行われます。 下院は、議員1人に1票ではなく、1州1票として大統領を候補者から選びます。現状の各州下院議員の構成では、共和党が27州以上を確保していますから、トランプ氏が再選されるというシナリオです。

マスゴミでは、12月14日に過半数の270票で確定とか言っていますが、それはあくまで各メディアによる希望や予想に過ぎません。 選挙人団によっては、12月14日に投票内容を公開している州もあるようですが、1月6日に、その州の下院議員から異議が唱えられるかどうかは判りません。バイデンに決まったと言われる州でも、それは確定ではないのです。

何で、専門家でもない私程度でも判る米大統領選挙の仕組みを、日本のマスゴミは言わないか?相当に、闇が深いですな。