お答え

>選挙の際の無駄に豪華なポスターやウグイス嬢等、無駄なお金を消費しているなと。先日の愛知県岡崎市長選挙もなかなか面白い結末でしたね。

選挙ポスターについては、掲示枚数分は公費負担です。選挙期間は1週間ありますから、ポスター紙は厚いものを選び、防風、防水のコーティング処理をしないと、風雨で剥がれたり破れたりします。また、用紙は規格の寸法ではなく、普通紙や藁半紙は使えませんので高価になるのは仕方ありません。

ウグイス嬢は、一日あたり一人15,000円以内と公選法で定められています。でも、その金額ではプロには頼めません。私は後援会の女性スタッフに、食事付のボランティアでお願いしています。

日本はアメリカと違い、選挙中の戸別訪問やビラ配りなどが出来ませんので、選挙経費は各段に安くつきます。どなたかの選挙事務所で手伝われたら、すぐに内情は判りますよ。選挙スタッフはみんな、候補者を応援したくてボランティアをしている方々ばかりですから。

岡崎市長選挙。「全市民に一人5万円還元」は、厳密に言えば「買収」にあたる選挙公約だと思います(現時点で市長を訴えれば)。しかも、当選した後にお金が足らないことが判り、「何か私の知らない裏技があるのでは」なんていう言動は、無責任の極みです。

5万円×人口38万=190憶円という金額は直ぐに判るし、元国会議員で市長候補なら、市の財政を調べて、約80憶円の基金しかないことは10分で調べがつきます。また、彼ぐらいの議員経験があれば、「基金は、何か突発的な事態が起き、国県の支援が間に合わない時に使うもの」という事ぐらい判っているはず。ですから、基金は絶対にゼロにしてはならないことも。

市のコンベンションホール80億円の建設費を凍結するとも言っているようですが、議会承認した案件なら、議会全部を敵に回すことになりますから、この程度のアホ市長では「一人5万円」は実現出来ません。でも、そのアホを当選させたのですから、このツケは岡崎市民が被るしかありませんね。5万円はあきらめましょう。本当は、これからが大変なンですがね。馬鹿な首長を持つと・・・