久々の更新です

9月議会が終り、脱力感で心身ともに腐敗が進行中です【笑】 

宮島の入島税。 市長は、「日本で初めてのものとなる」と無邪気にハシャイでましたが、議会への説明や議会での勉強会で、大体の事がつかめたので、今回の議会報告「お元気ですか?第51号」の内容としてお知らせしたいと思います。

最初に申し上げておきますが、私は入島税などの新たな財源確保には賛成の立場です。

宮島について。人口2,000人の宮島町と平成11年に合併。合併時の職員数は、当時の人口12,000人の佐伯町とほぼ同数。宮島競艇の利益に依存した財政体質はなかなか改まらず、廿日市市との合併の頃には職員給与も払えなくて、宮島水族館の基金を抜いていたという酷い状況でした。

当時の宮島の観光客数は、年間250万人ほど。廿日市市は、それを460万人まで引き上げてきました。それは、観光事業の伸びに、税収増を期待していたからです。しかし、観光事業は派手でお金が掛かることばかりが多く、大型事業などを除いた上でも、宮島へ毎年支出する金額12億円-税収9億円=毎年の赤字3億円。

ゼニを増やす事を知らんモンが、行政経営なんて言葉を使っちゃアカンで。ホンマ

そこで、以前お話した、年間収益1億円以上の「百円有料トイレ」を提案しましたが、さすが!行政経験者! 今でも土日祭日に列をなすトイレ事情を無視して、「有料では利用してもらえない」と、収益1億円をトイレに流しました。

難しい話をしても読んでもらえないので、税の詳細説明はカットします。

今、行政がやろうとしている入島税は、宮島来島者に対する訪問税に変身しました。 宮島在住者には納税義務が無く、島内への勤労者にも配慮があります。しかし、島外からの訪問者は、廿日市市民であっても、納税義務があるというものです。 

税の専門家である神奈川大の青木教授は、「もし、これに異論を唱える廿日市市民が裁判を起こせば、行政は負けるかもしれない」と明言されました。 そうなると、国の認可はおりません。

市民に対し説明責任がある議会が、「市民が裁判をおこせば負けるかもしれない案件」に、慎重な審議を求めるのは当たり前のことです。そこで、この税の「調査特別委員会設置」の発議を、山田議員が提出しましたが、賛否同数13対13で議長採決となり、最終的に否決されました。

議員は市民の代弁者であるべきですが、反対した議員さん達は「市民ではなく、市長の代弁者」のようです。今回の反対者も、コロナ禍での市助成金に反対した人達とほぼ同じです。以下、反対者13名の氏名を公表します。【敬称略】 ご不信でしたら、各議員に直接、お確かめください。

小泉敏信・仁井田和之・新田茂美・井上佐智子・岡本敏博・有田一彦・北野久美・中島康二・山口三成・枇杷木正伸・堀田憲幸・細田勝枝・隅田仁美