奇しくも、今朝の産経「正論」では地球温暖化CO2説は、社会主義プロパガンダであると断じた、『「地球温暖化」の不都合な真実』(マーク・モラノ著)の訳者と同意見の「渡辺惣樹氏」の文章が載っています。 産経をご覧下さい。ネット産経も可。 やはり、日本は環境問題でも、世界から食い物にされているのですね。
>地球の温度を決めているメカニズムは,もっとダイナミックで緻密なものですよ.ppmオーダーの一成分の変化のみで,簡単に揺れ動くようなものじゃありません.例えば,大気中のCO2濃度が増えたら,そのぶん植物がCO2をより多く吸収して成長が早まる,なんて可能性もありますよね.
約10年前に調べたものですが、「CO2が1PPM増加したら、気温は0.004度高くなるが、雲の面積が空全体で1%ほど増せば、気温は1℃下がる」という論文がありました。 国際的な気象統計では、1100年~1375年の中世にかけては、地球全体で、現代以上に温暖な気候が続いたことが証明されています。 しかし、ICPPに2001年の第三回アセスメントレポートで出されたマイケル・マン教授が作成した「ホッケースティック曲線」には、気象統計学では周知の事実である約275年間の気温上昇期は、存在しなかった事になっています。 BC1000年~2000年の1000年間を調査研究して作られたもののはずなのに。 ですから、統計学者であるポール教授は、地質学者などの応援を得て裁判に臨み、見事勝利したのです。
ここにも、ICPPによるデーターの明らかな捏造の証拠が挙げられています。「二酸化炭素は本当に地球温暖化の原因か?」 井上雅夫
http://www.venus.dti.ne.jp/~inoue-m/on_co2.htm#10
「第4次報告書の原本では、気温の上昇が先で二酸化炭素の増加は後であることを明確に認めているのである。
第1作業部会報告書の原本の第6章の「6.4.1氷河期-間氷期サイクルにおける気候強制力と応答」には次のように記載されている。 …最後の42万年にわたるCO2の変動は広範囲にわたって、典型的には数世紀から1000年の差で南極の気温の後を追っている(Mudelsee,2001)。
氷河後退期(完全な氷河期の状態から温暖な間氷期への移行期)の気候強制力と応答の連鎖はよく証拠が残っている。氷河後退期の気温代替物(井上注:重水素変動(δD))とCO2の高分解能氷床コアの記録は、南極の気温がCO2より数百年前に上昇を始めていることを示している (Monnin et al., 2001; Caillon et al., 2003)。…
このように、気温の上昇が先で二酸化炭素の増加は後であり、しかも、気温上昇から数百年から1000年遅れて二酸化炭素濃度が上昇しているのである。したがって、氷河期-間氷期サイクルでは、二酸化炭素は少なくとも主犯ではないことが確定したのである。
しかしながら、原本にしか記載されていないためか、第3次報告書以降に発行された二酸化炭素原因説肯定派の本にも懐疑派の本にも、IPCCが気温の上昇が先で二酸化炭素の増加は後であることを認めたことは記載されていない。」【終わり】
気温が上昇した後に、数百年~1000年以上かけてCO2濃度が上がるのは、地球上で最もCO2を溜め込んでいるのが海水だからです。 海水温が上がれば、海水に含まれているCO2は、自然に空気中に放出されます。 しかし、気温が下がった時に、CO2が海に吸収されるメカニズムは、ハッキリ証明されていませんので、水蒸気から雨雲になって、地上に雨を降らせる過程を繰り返し、長い時間をかけてCO2を取り込むのではないかと思われます。 この検証は、こなさんにお任せした方が良いかと・・【笑い】 これだけで、「地球温暖化CO2原因説」は弾け飛びます。