若者よ。選挙に行くな!っていう動画です。https://youtu.be/GLbc9in9zeY
7月17日の産経朝刊「ここが変だよ、日本の・・・」 概略文
「選挙カーがうるさい?」って、記事がありました。
外国人ビックリ、「日本人は人の迷惑を気にする人が多いのに、選挙になるとわめきたてる車が走り回っている」。でも、走行中の選挙カーで、日本の候補者達が名前を連呼するのには理由がある。
公職選挙法は、選挙カーで選挙運動することは原則禁止で、例外として「選挙運動のための連呼行為をする事 ・停止した自動車の上において選挙運動のためだけの演説をする事」しか許されない。
欧米では候補者の支持者が有権者の自宅を訪ねる「戸別訪問」も認められるが、日本は禁止。
大正14年、財産による選挙権制限を撤廃する普通選挙法が成立。
25歳以上の男性全員が選挙権を持つようになったが、拡大した有権者を、候補者がお金で買収することなどを防ぐ目的で、選挙の規制も盛り込まれた。資金力がない人でも立候補できるように、様々な制限が設けられたといえる。
選挙運動に関する規制が少ないアメリカでは、戸別訪問も含めて自由度の高い選挙を展開するためには、資金力がなければ当選は難しいのが現実。【終わり】
成程、自分の選挙だけでも6回、市議会議員の前からだと、国会議員・県知事・県議会議員など30回程は経験させて頂いた私でも、選挙カーについての疑問はありました。でも、そうなんですね。
選挙は、「地盤・看板・カバン」と言われますが、新人に「看板」はありません。「地盤」は、若い頃からの地元貢献等が力になるのですから、個人差があって結構。
しかし、カバン(資金力)の差で負ける事があっては、「機会の平等」に反しますからね。
また、「選挙は二期目が危ない」と言われるのは、有権者に「一期目」の仕事が見えないためです。
ですから、議員になって最初の議会から市政報告会を行い、簡単でも良いから私のような「市政報告(お元気ですか?)」を、自分の「地盤」に出し続ける事。
議員に出るつもりなら最初から、この程度の覚悟は必要です。
何のために議員に出るのか?「地域をより良くするため」。具体的には?私の場合、「この地域は駅前・駅周辺の開発と、防災を最優先課題とする」。
この程度はすぐに答えられなければ、その立候補者は失格です。「当選してから考えます」という答えなら、税金の無駄。顔を洗って出直してこいというべきですね。
何度も言っていますが、議員になる事は「手段」であり、「目的」ではないのです。
政治家は、具体的な目的達成のために日々努力し、行政とバトルしてでも、「結果」を求めるのです。政治家は所詮、「結果」を出さなくては、存在価値はありません。美辞麗句を並べれば当選出来る共産党ではないのですから。
でも、個人的に言って、特定の時間に特定の場所で、笑顔で「手を振る」行為は嫌いです。確実に票が増えるのは確かですが、その票数には実力が伴いません。そんな処に時間と気を使うより、その時間を勉強に充てろと言いたいですね。そのうち、背中に「看板」が見えてきますよ。その重圧で肩こりが大変な方もいらっしゃいますが。【笑い】
今日は、政治家を目指す方には、相当参考になる事を書きました。
でも、選挙で勝つには、事前の後援会活動として、支持者を広げるための「戸別訪問」をするのが基本中の基本。とにかく、多くの方とふれあい、色々な話をすること。そこで地域の新たな課題や、社会の変革の兆しを感じ取る事も出来ます。
「若者よ。選挙に行くな!」っていう動画。
日本の政治は、まだまだ、高齢の情報弱者が握っているのですから。