「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が、世界文化遺産として登録された。
私は、その事については、素直には喜べない。
日本人のほとんどは知らなくても、欧米人の多くは、キリスト教の宣教と奴隷貿易が常にセットで行われた事実を知っているから。
織田信長没後、秀吉が宣教師らの裏の顔に気付き、準管区長コエリヨに、奴隷貿易を厳しく糾弾したが、彼らは、スペインからの武器弾薬で長崎等を要塞化し、高山右近や大友宗瞬などのキリシタン大名をけしかけて内乱を誘発しようとした。
その時、火薬1樽で日本女性50人が奴隷として売られた。 記録や名簿などは多く残ってはいないが、少なくとも日本の娘が50万人、欧米中東の奴隷市場で売られていたという。
こんな黒い歴史があるキリシタン関連遺産。 キリスト教国の欧米は、絶対に公にしたくない文化でしょう。
日本人! 少しは自分の間抜けさ加減に気づけよ!
「キリシタン大名 日本人奴隷」 と検索してみて下さい
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=289010
キリシタンが日本の娘を50万人も海外に奴隷として売った事
日本の歴史教科書はキリシタンが日本の娘を50万人も海外に奴隷として売った事は教えないのはなぜか? 2006年1月27日 金曜日
【記事引用―2】
【つづく】
わたしはこれまで各種の日本キリシタン史を学んで来ましたが、この『天皇のロザリオ』を読むまでは、「奴隷」の内容について知りませんでした。しかし、こういう事実を知ったからには、同じキリスト教徒として真摯な態度で語り継いで行きたいと思います。
なお今年の1月30日に、第5版が発行された、若菜みどり著「クアトロ・ラガッツィ(四人の少年の意)」(天正少年使節と世界帝国)P.414~417』に奴隷売買のことが報告されていますが、徳當蘇峰「近世日本国民史豊臣時代乙篇P337-387」からの引用がなされているにもかかわらず、「火薬一樽につき日本娘50人」の記録は省かれています。
そして、「植民地住民の奴隷化と売買というビジネスは、白人による有色人種への差別と資本力、武カの格差という世界の格差の中で進行している非常に非人間的な『巨悪』であった。英雄的なラス・カサスならずとも、宣教師はそのことを見逃すことができず、王権に訴えてこれを阻止しようとしたがその悪は利益をともなっているかぎり、そして差別を土台としているかぎり、けっしてやむものではなかった」(p.416)と説明して、売られた女性たちの末路の悲惨さを記しています。かなり護教的な論調が目立つ本です。
秀吉は準管区長コエリヨに対して、「ポルトガル人が多数の日本人を奴隷として購入し、彼らの国に連行しているが、これは許しがたい行為である。従って伴天遠はインドその他の遠隔地に売られて行ったすべての日本人を日本に連れ戻せ」と命じています。(終わり)