関西電力が、かなり厳しいですね。 供給余力を示す予備率が最低限の3%。 九州も3.1%ですが、この冬の寒さがより影響するのは関西でしょう。 中国電力は元々原発の依存度が低いため8.5%の余力があり、同じ周波数の中部電力も6.3%で一見大丈夫そうですが、平年より寒くなる今年の冬、関電の内情は薄氷を踏む状態のようです。
関電は、今年の夏も8月22日に電力使用率が96%を超えたため、中部・中国など電力4社に50万キロワットの緊急融通を要請して、ようやく乗り切ったばかり。 原発一基分は120万kwですから、大飯原発二基の停止で、日本全国の電力供給力の実態は明らかになったのですが、新聞もTVも何も言いませんね。
産経の朝刊では一面に取り上げていますが、25年度、関電の火力発電所が一日以上停止したトラブルは18件だそうです。 関電が所有する33基の火力発電所の中で。
そのくらい、火力発電は故障が多い上、原発の穴埋めの為に定期検査を先送りにしたツケが来ているとのこと。
もしこの冬、電力供給が滞ったら、日本の物創り部門や、大型商業施設、病院や介護施設への影響は計り知れません。
大阪大停電が、もし現実になった時に、原発ゼロを声高に叫んでいる左翼どもは、どう責任を取るつもりなのか。 大阪維新の会も、この辺りから、中央政府との繋がりを探れませんかね。
日本の基盤を揺るがすような案件なのに誰も騒がない。 中部も中国も、自分の処が足らなくなれば、関電に融通する訳ないよ。 今年の冬は、色々と冷え込むようですからね。