昨夜は大雨で、廿日市市も「避難指示」が出るほどの土砂降りになりました。 災害に遭われた方には、心からお見舞い申し上げます。
さて、私の住んでいる住吉地域は、江戸後期から明治時代の石積み堤防に囲まれた海抜0~1.5mの処で、私が子供のころは、葦が茂り、ハスの沼地が広がる湿地帯でした。
台風や大潮の時に大雨が降れば、海水が鉄砲水のように堤防のあちこちの穴から「潮回し」に勢いよく入り、西の可愛川取水口(農業用水)や、東の弘法川の支流が潮回しに流れ込んで、すぐに「潮回し」は氾濫していました。
それから時代は代わり、海抜は変わりませんが、各河川の内側には、石積保護のコンクリート壁ができ、「潮回し」には強制排水のポンプ場が完成、約15年前に、東の弘法川の河幅を拡張し、「BOXカルバート工法」(河川に巨大な箱型コンクリートBOXを連結して埋め込み、上を道路とする工法)で、潮回しへの支流を絶ったので、それ以後、海抜3mの駅通りは浸水しても住吉が浸かったことはありません。
今回も、「避難指示が出ているが、どうしたら良いか?」との問い合わせが何件かあったので、「場所と、建物の状況を聞いた上で、住吉の方だったら、今夜は二階で寝ていれば大丈夫です。但し、電気や水道が止まることがありますので、水洗トイレが使えなくなると困りますから、今晩、浴槽のお湯は捨てないように、そして、飲み水の確保と、懐中電灯を枕元に置いておけば安心です」と、言いました。
やっぱり、防災のインフラ整備は大事ですね。
中には、「潮回しなど、{臭い・汚い・危険}の3Kだから、埋めてしまえ」という人も多くおられましたが、先人の知恵は尊いものです。
そのお陰で、我々は、海抜0mの地域で、快適に暮らさせて頂いています。 感謝、感謝です。
こなさん、大丈夫でしたか? エスタは便利でしょうね。 でも、こなさんと違って、私が海外へ行くことは・・・ ほぼありませんね。 まともに英会話なんて出来ないし ^^;;
おかげさまで無事です。
が、大学の近くの山が崩れて
片側2車線の道路を塞いでいます。
これは月曜日からの授業もままならない
かも知れません。
復旧に尽力くださっている方々に
ただただ感謝するばかりです。
そういえば私も、少し前のコメントにインフラ設備の大切さを書いたところでした。
インフラ設備の大切さは全く寝るけーのさんの言う通りだと思います。
今回の災害からの復興においても、こうした視点での報道があって欲しいですね。
少なくとも、自衛隊派遣に対するアレルギーがなくなった事は慶事です。
最後になりましたが、皆様のご安全を心からお祈りいたします。