先日、①のゴミ処理問題では、「市町村の迷惑施設でお金を生み出そう!」というテーマでした。
②つ目は、「宮島に有料トイレを作って、400万の観光客が落としていくゴミの処理をしよう」というものです。
昨年、観光客数400万人を突破した宮島ですが、世界遺産の島のトイレ事情はとても深刻です。
島内の公衆トイレは17か所ありますが、和式が多く、女性トイレだけ調べても洋式は1/3程度です。 年間12万人の外国人観光客が訪れる昨今では、整備が不十分と言われても仕方ありません。
今ある便器の数で対応できる観光客数は一日約6000人以下。 これでは、年間日数の1/3しか対応できていません。 観光客数一万人以上の日は年間110日ほど。 花火大会・五月の連休・紅葉の時期・正月などは、旅館や商店に頼っているのが現状です。
このデーターから考えると、一万人程度の対応は必要かと思います。
そこで、商店街の丁度真ん中辺りにある「大しゃもじ展示」がある海側、約100坪ほどの市有地に、新たな有料の公衆トイレの建設を提案したい。
この有料トイレは、ディズ二ーランドの改札口のように、何かの用事が出来て中途で遊園地を出ても、その日の内なら再び無料で入れる、赤外線で判別できる透明なスタンプを取り入れて、最初に100円払えば、一日中何度も利用できるシステムにします。
全国の道の駅などは、「話題のトイレ」として数々のマスコミに取り上げられるほど、デザイン性も良く綺麗でオシャレなトイレが次々に出来ています。
宮島では、まず景観にマッチすることが重要ですが、女性のリピーターを確保するためには、中身が大事です。
申し訳ありませんが、男性に重きを置く必要はありません。 まず、女性が快適に過ごせる場所である事が重要。 若い女性の為の授乳室、パウダールーム、全て洋便器で洗浄便座が当たり前。 ハイヒールの脱げる休憩スペースも必要です。
観光客の5%が利用すれば、年間2000万程度の収益が上がります。
仮定で言いますと、「男性:小8器、大4器。 女性:14器。 大型パウダールーム。 身障者用2器。 洋便器と洗面の付随した授乳室3室」で、全て洋風洗浄便座としても、25坪から30坪あれば十分。
坪100万掛かっても、建設費は2500万~3000万円。 管理費や清掃費を年1000万円としても、年間1000万の収益があります。
一つ完成させた3年後には、その収益で、同じ規模の有料トイレを また一つ作る事が出来るのです。
宮島の年間ゴミ処分費用は、おそらく2億円以上だと思いますから、「焼け石に水じゃ」と言われる方も居られるでしょう。 しかし、こういう地道な環境活動が、地元の人や観光客の方々への環境への意識改革になるのではと考えます。
如何ですか?
宮島の大しゃもじです。 この建物の裏が海側で、そこに有料トイレを作りたいのです。
ほぼ満潮時の宮島の鳥居です。