参議院選挙、盛り上がってますか? 盛り上がってませんよね。 でも、それなりにこちらも大変です。
こなさんが書いてましたが、英国のEU離脱。 まさかでした。最後には、理性的な判断が下るだろうと。 議員の殺害事件の影響もあって、流れは間違いなく残留派が勝つと思っていました。
しかしそう来ましたか、面白い。 まあ、イギリスは最初からEUに所属はするけど通貨のポンドは手放さないという、ある意味特殊な選択をしていたわけです。
自国の経済危機に関しては、ポンド印刷という独自の切り札を最初から持って参加している訳で、ギリシャ・スペインなどのアホと比べれば各段に賢い選択。
これで、独り勝ちだったドイツがEUで、どういう立ち回りをするかが見ものです。
偽善者が生き残るには、結構辛い時代になりましたね。 日本核武装論等は一先ず置いても、これでアメリカがトランプ氏を選べば、世界は日本の動向を注視せざるを得なくなります。
円も、輸出のプラマイ価格である102円までに回復したし、シナは英国という足場を失ったし・・・ そろそろ、シナの漁船が尖閣に上陸する頃ですね。
寝るケーノさん
>偽善者が生き残るには、結構辛い時代になりましたね。
これに尽きますね.
戦後体制にどっぷりつかって,物事の本質に対する嗅覚を失った「意識の高い」連中が,頭の皮だけで考えた綺麗事で,世論を,国家を,世界を導いていると考えている・・・,なにも日本だけの現象ではないようです.
参院選が盛り上がらないのも,野党を初めとして,マスゴミが,あまりにも皮相的な議論しかしていないからです.
ぬぅあにが戦争法案じゃ!
ぬぅあにがアベノミクス失敗じゃ!
参院選,結果は自民のそれなりの盤石で終わって,それに対してお花畑達が,
「意識の低い連中が,惰性で選びやがった」
と,最後ッ屁みたいな悪口を言うところまで,予定調和通りに進むことでしょう.
国家とは家族,
国際関係はご近所付き合い・・・,
理屈が正しい(と思いこめる)からと言って,家族間の壁を取っ払って,一つの家族に統合することなんて不可能なのですよ.結果は最初っから分かりきっている.
が,イライラするのは,「EUがうまく行かなかったのは,歩調を合わせなかったUKだ!」という解釈しか,意識の高い連中は思い付かないんでしょうねぇ.
ついでにいっておきますが,みな経済的影響を騒いでいますが,経済ほど,「国力(それも総合力)に正直」なものは,ありませんから.そりゃ,短期的な混乱はあるでしょうが,英国が,これを切っ掛けに凋落するなんてことはありません.どう考えたって,凋落するのはEUの方ですよ.だって,
「英国の方が,世界における(潜在意識的な)国家的信用が大きいんですから」
金があるから,金融関係が集まっているのではない.信用があるから,ロンドンに金が集まる.
個人的には,植民地運営力の差が,現在まで,はっきりと,影響していると思いますね.旧英国領は,みな優等生.しかも,英国に対する印象まで良い.これが,国際関係において,どれだけ大きな力を持っていることか.
旧仏領の,どこもかしこも,あきれるばかりのワヤクチャぶり,独に至っては植民地運営さえロクに出来ずに,やったことといえば,選民主義に走ってユダヤの虐殺.
反省した・・・,だから終わった・・・,とか,そんな簡単なものじゃない.少なくとも,英国なきEUのメンバーで,英国に比する価値観を提供出来た国家はないのです.
スイスもEUには入らない.英国もEUから出ていった.
一人裸の王様であったのは,かくして,誰だったのか? と言う話なんですよね.