山火事を防げ

トランプ次期大統領「LAは全滅だ!!! カリフォルニア州山火事でニューサム州知事らを痛烈批判 2025‐1‐10

この地域は、湿気を含んだ海沿いの空気がカリフォルニアの山脈西側に当たって雨をもたらし、山越えした空気は乾燥した強風となります。上州(群馬)名物の「かかあ天下と空っ風」と同じ現象ですね。

日本の可住面積割合は約37%(広島県は15%)。森林面積割合約63%は世界中の国々と比較してもダントツに高い。山火事もそれなりにあるのですが、杉等の人工植林帯以外には大火はない。何故なのか? 

日本の自然林には、常緑広葉樹(シイノキ、ヤブツバキ、シロダモ、モチノキ、クスノキ等)が適所に群生しているから。 では、カリフォルニア州の植生は?

落葉広葉樹林」は主に寒冷地の植生で、冬場に葉が凍ると樹木まで枯れるので、冬前に全ての葉を散らすんですよね。

一方、常緑広葉樹の葉の重量の8割は水分と言われ、山火事の時には蒸散する事で周囲の熱を奪い、温度上昇を抑えると習った事があります。燃えない訳ではないのですが、常緑広葉樹が帯状に群生すれば、遮熱効果が非常に高く、延焼速度を遅らせる事が出来るのです。

逆に針葉樹(杉・桧・松等)は、葉が油性分を含んでいるものが多く、幹本体の含水率も比較的低い為、乾燥時に針葉樹林帯で山火事があれば、自然鎮火は非常に難しい。(消防団員の豆知識)

結論として、「カリフォルニアの山火事は対処可能な事案である」と思われます。

毎年の山火事は自然の摂理だと思われるのなら対策は不要でしょうが、私が州知事でしたら、問題の針葉樹林帯を30%くらい何層か帯状に伐採し、その間に常緑広葉樹林帯を設けます。

そして、近隣の住宅街も常緑広葉樹林帯で囲って、街路巾を拡張した上で、街路樹も各家庭の庭木も 防風林の様態で常緑広葉樹にすれば被害の大半は防げるでしょう。

ちなみに、日本の神社仏閣の参道にも、その知恵は活かされています。防火性の高い樹種であるイヌマキやイチョウの並木道は、日本各地で癒しの空間になっていますよね。

おっと、こなさんと小市民さんの投稿を見落としていました。またゆっくりと読ませて頂きます。

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