《日本はなぜ没落したか?》匿名の学者集団「グループ1984年」が発表した“すごい予言” | 文春オンライン (bunshun.jp)2022‐12‐27
「日本の自殺」は、文芸春秋1975年2月号に掲載されたもの。「高度成長の豊かさを享受していた日本は、かつて栄華を誇った古代ギリシャ、ローマ帝国の衰退と没落と同じ道を歩くだろう」という手厳しい論点で書かれているようです。
本は再販されていないようで文芸春秋を買おうかなと思いましたが、文春オンラインを見ると筆者の個人的な感想が多いので、簡潔に読者投稿の内容を利用させて頂きます。
「第一」に、国民が狭い利己的な欲求の追求に没頭した時、社会は自壊する。
これは「第三・第五」と少し重複しますが、小沢一郎らの「国民の生活が一番」に代表されるもので、まさにシナ人の「今だけ、金だけ、自分だけ」に共通する利己的思想。
今は、この言葉に違和感を覚えない日本人が増えていると感じています。国民から選ばれてはいない官僚達や、それに付き従う能無しマスゴミや議員連中を見ると、「社会の自壊」が実感できる処まで来ているのではと思います。
第二に、国民は自分の事は自分で解決するという自立の精神を持たねばならない。福祉主義はそれを壊す。
国内外の問題を含めて、国民自らの事は自らの力で解決するという自律の精神と気概を失った時、その国家社会は滅亡するという事です。福祉の代償の恐ろしさは、この点にあると思います。
第三に、エリートが「精神の貴族主義」を失って大衆迎合に陥った時に国は滅ぶ。
「精神の貴族主義:ノブレス・オブリージュ」=「財産、権力、社会的地位を持つものは社会的義務が伴う」 という意味ですが、国や国民を導く立場の人々が将来的な展望を示さず、事の善悪もわきまえずに、無責任な大衆迎合をすれば、確かに国は滅びます。
「第四」にも通じる事ですが、より良い判断が出来る立場の者達は、多くの国民が支持している事でも、明らかに間違っていれば、将来展望を示しながら国民を導く責務があります。
第四に、年上の世代はいたずらに年下の世代にへつらってはならない。第五に、人間の幸福は決して賃金の額や年金の多寡や、物量の豊富さによって計れるものではない。人間を、物欲を満たす動物と見なす時、欲望は際限なく膨らみ、人は常に不平不満にとりつかれる。
これが1975年という昇り調子の日本で書かれた事、今の日本の現状にドンピシャに当てはまる内容。この予言書の通りにならないように頑張るしかありませんね。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
早速ですが、いい本を紹介していただきました。確かに、、、と膝を打つ思いです。
世の為人の為です、自分を磨いて立身出世というような価値観は、すっかり廃れてしまいました。若い子たちは、そういう価値観に触れること自体無くなっているように感じます。そのような人達に、このような本があることを伝えるのは、とても大切で、また価値がある事だと思います。
ありがとうございます。