今日は、エネルギー安全保障。一番大切な中東の原油輸送ラインの現状と近未来についてです
シナは、一帯一路戦略で多くの開発途上国に、返済不可能な金を貸し付けては「返せないなら港を寄越せ」と港湾を99年租借して、世界各地にシナの寄港地を増やしています。
今、財政破綻で話題になっているスリランカも、この方法でシナの融資を受けて港湾・空港などのインフラ投資を行いましたが、途上国特有の未成熟な事業体質や、腐敗した政治形態などで経営見通しが立たず、債務の返済が滞ってハンバントタ港を99年租借地にされています。
でも、スリランカの事なんか日本には関係ないと思っていませんか? 実は大変な事態の前触れなのです。下の図を見て下さい。この赤丸は、現在シナが99年租借で寄港地にしている場所です。
そして、そのルート上には日本と中東の原油輸送ラインがあります。その上、台湾まで攻略されたら、中東からの原油輸送は非常に難しくなります。まさに「戦わずして勝つ」。シナのしたたかな長期戦略には驚かされます。
最大輸入元はサウジアラビアで5677万キロリットル・中東依存度92.0%…日本の原油輸入元(石油統計版)(最新) – ガベージニュース (garbagenews.net)
さて、「決断せず、実行しない」岸田政権は、いつ内閣改造をするんでしょうか。岸さんは変えて、林外務大臣は動かせないなら、岸田派の小野田さんを、再度防衛大臣に出来ませんかね。
防衛費GDP2%堅持を可能にする唯一の岸田派ですから、財政畑の呉の先生より数倍経験もあるし、何より、シナとの適度の緊張感が保てると思いますので。如何でしょう?
小野寺五典議員(1960年生まれ)。岸田派、出身は宮城県気仙沼市。安倍政権で、防衛大臣として2012年から2014年(12代)、2017年から2018年(17,18代)務める。 *実際は、小野田外務大臣が良いけどね。