ゼレンスキー大統領が親ロシア派政党の活動禁止…攻撃の口実になる懸念も : 国際 : ニュース : 読売新聞オンライン (yomiuri.co.jp) 2022/03/20 19:24
ウクライナの国営通信によると、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は２０日、ロシアとの関係を重視する複数の政党について、国内での活動を一時的に禁止すると明らかにした。
ウクライナに侵攻したロシアが、親欧米派政権を転覆させ、親露派政権樹立を画策するのを抑える狙いとみられる。ただ、ロシアのプーチン政権は「迫害されている親露派住民の保護」を理由に侵攻を開始しており、攻撃をさらに強める口実にすることは必至だ。
ゼレンスキー氏は２０日未明に配信した国民向けのビデオメッセージで「（国内で）分裂などを目指す政治家たちの活動は成功しない。厳しい責任を負うことになる」と強調し、法整備も直ちに進める方針を示した。一部政党の活動禁止は、ロシアによる侵攻を受けた「戒厳令」の発令に基づくものだとし、国内最大の親露派政党など１１政党が対象となると説明した。
これは、ちょっと待てよ？ という記事ですね。私は、宮崎正弘さんのメルマガを拝読していますが、その中で時々出てくる「渡辺惣樹」氏の発言にも注目していました。
ですから、ウクライナは善でロシアは悪なんて、そんな単純な思いで書き込みしていた訳ではありません。大体、大統領ばかりが表に出て、議会国会が全く見えない事自体、民主国家としてはとても異常なことですから。
ゼレンスキーさんは演技派の方ですから、米民主党やEUからしても、とても使い易いのだと思います。しかし、議会・政党活動の制約を宣言した瞬間に底が見えました。
今回のウクライナ東部においての、「ウクライナによる親ロシア派住民の虐殺」は、疑いの無い事実のようです。今回の親ロシア派政党の活動禁止は、これまでのウクライナの多くの闇に光を当ててくれました。
ウクライナ政府黙認、ウクライナ東部「ドンバス」に存在する「強制収容所」でロシア人を大量虐殺 – 馬渕睦夫が語る虐殺とウクライナ問題の真実 (hatenablog.com)
これ以後は少し、色々と掘り下げて書いてみようと思います。少し更新が遅れるかも知れません。ご容赦を。
親日家を装い日本に潜む「外国人スパイ」馬渕睦夫×河添恵子 – 馬渕睦夫が語る虐殺とウクライナ問題の真実 (hatenablog.com)
様々な情報が錯綜する中で，何をどのように考えたらいいのかゲシュタルト崩壊することも多いと思います．
あえて私は，ここに自分のスタンスを今一度書いておこうかと思います．無論，自分が無謬というわけでもないですし，もしかしたら明日早速スタンスが変わるかも知れません．でも，できうる限り自分の軸がぶれないように議論をしたいと思います．
政敵を粛正するのは，ロシアばかりではない・・・．まぁ，あの辺りの国ではさもありなんです．第一ウクライナは旧ソ連邦ですから．共産主義国家において粛正がなかったとしたら逆に驚きます．また，その溶暗粛清が現在のウクライナ国内でも続いているのだとしたら，それは極めて残念なことです．しかし，だからと言って，
１．解放の名を持って，軍事力をもって他国に進行するべきでない
というのが私のスタンスです．これがOKなら，ウイグル人粛正に対して米国などが中共に進行するのもOKとなりますし，日本人を拉致っている北朝鮮に日本は軍事侵攻するのが当然だという議論にもつながります．私は，戦後レジームは反吐が出るほど嫌いですが，だからと言って「力による他国への干渉を容認」する気持ちはありません．
また状況証拠として，就任数か月のゼレンスキーが国内的混乱もなく，突如大量の親ロシア派の粛正ができたと考えるのは，あまりにも極端ではないでしょうか．もしそんな激しい粛正が起きていたのだとしたら，戦争開始以前にすでに怪しげな情報が漏れ伝わっていたはずです．
さらに，ロシアがそうした粛正を防ぐためにウクライナ進行しているのだとしたら，停戦協定の第一義に「具体的な被粛正者の名を出して，その粛正を止めろ」というのが来なければなりません．しかし私の知りうる限り，ロシアはそのような主張はしていません．
もう一つ，
２．欧米諸国が，影にウクライナを支えているのは，いやらしいけれども容認できる
というのも，私は変わりません．このやり方は，いやらしいですよ．いわゆる代理戦争を仕掛けているのだとの解釈も成り立ちます．しかし，これを陽に戦争への援助としたらどうでしょう．間違いなく第３次世界大戦に発展します．
なんだかんだ言っても，結局我慢が足らないのはプーチンです．
最後に繰り返しますが，プーチンはKGB出身です．早い話がスパイであって，粛正の専門家です．プーチンこそが，現在世界の最大の粛正者です．独裁者です．
私は，プーチンロシアに正義を語る資格はないと思います．