先に、「意見書要旨」の表示法を間違っておりましたので、下の方からは入って下さい。↓ 日銀「統計」も貼っておきます。参考にして下さい。
外国格付け会社宛意見書要旨 : 財務省 (mof.go.jp)
統計 : 日本銀行 Bank of Japan (boj.or.jp)
>自分はプライマリーバランスは必要派で、一定の上限や規律が無ければ費用対効果の薄い施策が野放図に繰り返され、止まる事が無いと思います。(中略) また、プライマリーバランス無視で問題ないのであれば戦後の財産税・新円切り替えの様な政策を行う必要も無かった気がするのですが、将来的に上記の様な荒療治が必要となる可能性は無いのでしょうか。
申し訳ありませんが、「プライマリーバランスは必要派」というものは存在しません。正しいか間違っているかです。あなたは単に、マスゴミと財務省達の嘘に騙されているだけです。
PB黒字化は、財務省が長年築き上げた財務省益を維持発展させるだけの悪質なツールです。 この件は後日、何段目かで明らかにしたいと思いますのでお楽しみに。
「財政のお話-02」でお示しした「政府の借金額の推移」というグラフを提示すれば理解して頂けると思っていましたが、一旦、固定化した考えは中々切り替えが難しいのかも知れません。
無理はありません。私自身は長年、自ら情報を集めて精査してきましたので、頭を切り替えたというより、1つ1つの疑問が解けてきたというべきでしょうか。
「政府の借金額の推移」というグラフの見方は簡単で、一般会計歳出額比較では1885年度(明治18年)6112万円が、2015年度(平成27年)98.2兆円{財務省統計より}。単純比較で予算は160万倍で、債務残高(政府の借金額)だけの比較では546倍になっています。
明治18年からプライマリーバランスの黒字化(政府収入>政府支出)を実施していれば、債務残高は増える訳がありません。それが2015年には実質債務が546倍に増え、使える予算も160万倍になっているという事実を、財務省はどう説明できるのでしょうか。これも単純明快な大嘘です。
世界中のG7でもG20でも、PB黒字化を真面に実施している国はありません。どの国も毎年、自国の供給力に合わせた国債発行で予算を積み増しして、GDP(国内総生産)を上げる努力をしています。約30年間、PB黒字化でデフレから脱却できない日本だけを除いて。
今は、国会議員の中にもMMT(Modern Monetary Theory)の理解者が増え、高市さんや、西田昌司さん、青山さんを含めて100人余りとなりました。10年前からすると隔世の感があります。これも、三橋貴明先生を始め、京大大学院教授の藤井聡先生、元内閣参事官の高橋洋一先生達の存在が大きいと思います。
財政のお話-03 での訂正。
*ハイパーインフレで年率12,000%と書きましたが、13,000%の間違いです。お詫びして訂正いたします。大根1本13,000円ですね。これからは、もう少し落ち着いて書かせて頂きます【笑】