読売新聞が投票後の有権者23000人に出口調査をしたところ、支持政党は最多が自民党で33%、立民党が11%、都民ファは6%、支持政党なし(無党派層)は28%だった。ところが、この無党派層の投票先を調べると、こういう結果となったという。
都民ファが28%で最も多いのはさておき、自民党は13%と、無党派層の取り込みに大失敗しているのに対し、共産党と立民党はそれぞれ16%ずつ取り合うという結果だ。街頭で目にする年配の共産党党員や支持者でなく、ごく普通の人々の投票先で、自民は共産に及ばないのだ。自民党にとって、本当の惨敗は議席数ではなく、無党派層の取り込みで立民・共産に完敗した部分ではないか。“ぞっとする”結果だが、来る総選挙で自民党が最も危惧すべきはここにおいてないだろう。
他のブログでも自民党惨敗と、次期衆議院選挙に暗雲漂うという評価ばかりです。各投票区を見ると非常に判りやすい。自民単独で出る処は当選出来ても、自民と公明が対立する処は自民落選が多い。それを普通に見ると、「やっぱり、公明党票が居なければ自民党は弱いのよね~」となります。
しかし、本当の理由は、民主党を倒して「安倍自民」で燃え上がった時のように、与党として、「国民に熱く提示するものが無い」からでは? 「コロナ」何時まで? 「憲法改正?」まだ何年かかるの? 「LGBT?」今更、保守分裂騒ぎか?
国の政治は、「扇動」という空中戦が6割、「米つきバッタと笑顔のばら撒き」などの地上戦が3割、あとの1割は「色々なお約束事」で当確が出ますから、選挙のテーマっていうのはけっこう大事なんですよね。
それにしても、今回の小池劇場はお見事でした。入院で同情票が集まってきたので、投票3日前に狸寝入りを終了し、か弱い笑顔で「ガラス張り選挙カー」のお手振り応援。主演女優賞を差し上げたいくらいの演技に、都心の無党派層と言われるアホどもは、完全に騙されたって訳ですね。
自民党乾杯・・いや完敗です。二階さんとのお約束は、街頭演説しないことでしたから、一応、約束は守っているし、これで社会復帰じゃなくて、国政復帰して総理の座を狙うと・・。その為にはまず、誰の膝に座って甘えるのか? 黙って見ていましょうか。新たな小池劇場の幕開けを【笑】