本当の役目

>子どもたちが、ご飯も食べられない状況にしてる事自体が、おかしい!と私とおる思いますが、逆に御気づきにならないのでしょうか?

そうですね。議員が、「子供食堂」の手助けするのは2次的な仕事であり、まずは、「毎日まともな食事ができない子」に対して、その原因への「当面の具体策」と「根本的な打開策」を打出す事。そして、対策に時間が掛かるなら、関係部署に対して、人的・物的な補正予算を確保する事でしょう。

以前、このブログにも書きましたが、2009年秋の衆議院総選挙の直前、台風被害で、宮島の白糸川周辺から土石流が発生し、大聖院から宝物殿がある回廊出口付近を中心にした商店街が、土砂で埋まった災害がありました。

その災害直後に選挙公示となり、選挙終盤に1300人収容の市役所大ホールで、平口さんの決起集会があった時の、議長としての私の挨拶(要約)です。

平口洋さん

「この度の災害は、市内各所で甚大な被害をもたらしました。我々、議員も被災日の3日後に、作業着で宮島行きのフェリーに乗った時、同じ様な服装の民主党候補「松本大輔」氏と、彼を取り巻く2~3人の若者を見かけました。話ぶりから、災害ボランティアに参加するようでした。国会議員個人がシャベルを持って、地元の災害に取り組む。とても立派な事です。しかし、それは、本来の彼の仕事ではありません。一方の平口洋先生は、すぐに自衛隊の出動を要請しました。大型ヘリで弥山頂上にコンクリートプラントを設置、日動100人以上の自衛隊員によって、白糸川周辺の土砂や岩石を取り除くよう、緊急予算も取られたようです。皆さん、これが国会議員の仕事です。シャベルを持ってボランティアをするのが国会議員の仕事ではありません。」と。

残念ながら、自民党に逆風が吹いていたその時には、平口さんは落選され、民主党政権が誕生しましたが、その後、簡易な砂防ダムを数か所建設し、環境規制が日本一厳しいと言われている宮島で、一年後には、全ての砂防堰堤が完成しました。(砂防堰堤の表面処理は、全て地元河川の石を使えなどという環境省の無茶振りには、正直、頭に来ましたが)

議員として、時には率先してボランティアをする事も必要ですが、議員は、自分達しか出来ない事は何なのかを、常に想定しながら事に臨む姿勢が、とても大切です。自分達は公費を頂く公人であり、一般人ではないのですから。

本当の役目” への3件のコメント

  1. 【2009年秋】議長在職時~挨拶内容~
    角田さん、こんにちは。
    お疲れ様です。

    こちらの内容を、ご拝読して私とおる感動しました。
    一時、愛する郷里を離れて、そこから角田さんのブログを長年愛読してて、本当に、良かったです。。。
    (※先日の廿日市市議選にご当選された方々の中に『地域の声、拾えないなら【議員定数】今より半減にしろ~!』と叫ばれている方々が存在していると、お聞きし最近、今後の【廿日市】と言う街が、夢や希望も、ありやしないわ~落ちこんでいました…泣)

    • 追伸)
      角田さんの『議員として、時には率先してボランティアをする事も必要ですが、議員は、自分達しか出来ない事は何なのかを、常に想定しながら事に臨む姿勢が、とても大切です。自分達は公費を頂く公人』この、お言葉・・・この言葉を、私なりの軸として…
      来月より、書類審査パス後~広島で2ヶ月に一回のペースで、このたび政権与党側が主催する催事の、選抜メンバー同士の戦い~中には、先日_廿日市市議選にてご当選された女性議員の、風格を、持ち備えておられる感じ?の方々も含まれるので、打ち負かされないように気を付けて、頑張ります。

  2. 8月6日【佐藤正久先生】ご来広~

    角田さん、こんにちは。
    お疲れ様です。

    ついに、佐藤正久先生。広島に、来られるご予定みたいですね~
    当日、今から佐藤先生のお話しの内容が、楽しみで仕方がありません~笑

    角田さんは、8月6日・当日のご予定は…