池江璃花子選手(20才)は、2019年2月に白血病を公表。苦しい闘病生活を経て20年8月に実戦復帰。今年4月の日本選手権では4冠を達成し、16年リオデジャネイロ五輪に続く2大会連続の五輪切符を手にした。五輪本番では、女子400メートルリレーと女子400メートルメドレーリレーに出場予定で、女子100メートル自由形など個人種目に出場する可能性もある。
昨日、五輪出場に命を懸けている池江選手に対して、卑劣にも「出場辞退・五輪反対表明」をするよう要求する多くのSNSがあったと聞きました。現在の状況下で、五輪開催に否定的な見方をする人がいるのは仕方ないと思いますが、何の罪もない二十歳の女の子に、このような下劣な文章を送るとは。お前らは本当に日本人か？と言いたい。
SNSの内容を要約すると、「あなたが一番影響力があるアスリートだ。発言は無いのか？」「辞退宣言をしろ。あなたは国民の命より個人の名誉を選ぶのか？メダルはあきらめろ」「あなたの辞退が日本を救う。他の選手も続くだろう。ちゃんと意見表明しろ。沈黙は同罪だ。」「池江さんのツイートをみた。亡くなられた方にお悔やみも言えないのか？」等々、残念ですが、日本人が如何に劣化しているかが理解できる内容です。
私は、これ以上、日本がコロナで萎縮して、経済破綻への坂道を転がり落ちるのを見たくありません。東京五輪は、無観客であろうと開催すべきです。昨日のニュースで、ニューヨークはコロナも収まり、感染者は1日1000人程度になってきたと報道されていました。東京都とほぼ同じ規模の都市ですが、東京都の感染者数は何人ですか？1000人程度ですよね？
以下は、日本のデーターを載せておきます。ご判断は、皆さんご自身で【笑】
＞現在の状況下で、五輪開催に否定的な見方をする人がいるのは仕方ないと思いますが、
私も正直オリンピックは難しいと思っています．ですが，それをなぜ，他人の尻馬に乗ってまで主張する，主張できると思っているのかが，さっぱり分かりませんよね．
ネットの虎をやりすぎて，不可思議な「仮想的有能感」にでも浸り切っているのでしょうね．
しかし，寝るけーのさんのご指摘の通り，この問題の本質はそこじゃない．そういう，有能感にとらわれて，言いたい放題のはずの人でさえ，なぜが，とにかく「ネガティブ」．ここが究極的におかしいのですよ．これじゃ，「仮想敵無能感」です．
日々の報道を見ていれば分かります．世界各国で，オリンピック予選が開かれていますよね．でも，それゆえにコロナが広がったという兆候はありません．日本以外で，おそらく日本よりもコロナの状況が悪い場所でも，衛生管理をちゃんとすれば何とかなっている．
大体，今年はプロ野球だって，Jリーグだってやっているんですよ．最近はゴルフの松山も優勝しましたし，あれは確か日本よりよっぽど危険な米国での大会です．そういえば，渋野選手も米国に行っていますよね．
そして，池江選手もしっかりと大会に参加して，それゆえに結果が出ています．スポーツ大会を開催することでコロナが増えたという事例，実績など，実際は報告されていないのです．
不安なのはわかりますよ．また，何もしない＝リスクを取らない方が，確率論的により安全なのもわかります．単純な理屈です．
でも，もう一つの単純な理屈を言うとしたら，人々の生活は，そもそもある程度のリスクを取らないと，そもそも成り立ちません．人間の生活なんて，リスクとのバランスです．
「ノーオリンピック」＝「ノーリスク」
んなことありません．これまた理屈です．
が，・・・そんな風に書きながら，なんとなく，私が感じているネガティブさは，「引きこもり少年の心理状態に似ている」ような気がしてきました．何にもしなくても生きていける．だったら，何にもしない方が安全だ・・・．
「ノーアクション」＝「ノーリスク」
いいえ，いいえ違います．彼らの親が，本来は彼らが負うべきリスクを負って，あれこれ助けてやっているから，ご本人だけは，見かけ上ノーリスクで生活できているように感じられるだけのことです．
もし，そのような引きこもり的心理の延長線上に，今回の池江選手へのぶしつけな行動があるのだとしたら・・・，確かにあまりにも現代日本人的な，日本人の劣化事例ですよね．
今回の件良し悪しは別として、池江選手は昨年のオリンピックスタジアムでの朗読等で自らの影響力を行使してきているので目を付けられるのは仕方がないと思います。
お兄さんは昨年電通入社、自身もオリンピック開催推進の広告塔（本人がどう思っているかは別）でマネジメント会社は電通と関係が深いという悪材料が出てもいますし。
開催予定日まであと2ヶ月ちょっとですが、医療従事者・ボランティアの目途は付いているのでしょうか？
自分はグダグダな状況での開催なら、中止の方が潔いと思います。
もっとも、首都圏が大阪のような状況にでもならなければ「今更やめられない」、「これまでの経費が無駄になる」という後ろ向きな理由で開催されるでしょうが、先の戦争の時から日本人の悪い習性ですね。