ねじれ?

 

今回は、民主躍進ねじれ~ネジレとうるさいので、少しアメリカの選挙制度をお勉強しました。

それ程トランプ氏は、この中間選挙結果で、国の運営が難しくなったのか?

少し調べると、アメリカの中間選挙でねじれ現象はごく普通で、1980年以降でねじれ現象がなかった時期は、たった6年間だけだという事が判りました。

民主党のオバマもクリントンも下院で敗北した後、2期当選を果たしています。

上院は、人口割ではなく州ごとに2名を選出【50州×2=100名】し、任期は6年で、2年毎に約1/3が改選。下院は人口割で、最も少ないアラスカ州を1名とし、最多のカリフォルニア州は53議席で、計435議席。

日本の衆議院の中選挙区制度に似ていますが、下院には対外的な政策や国家の方針を決定する権限は無いので、道府県議会議員に近いものと思われます。

今回の最大の目的は次期大統領選であり、国家の方針を決定する上院を制すれば、政権を維持する可能性は大きくなるので、トランプ氏が記者会見で勝利宣言したのは正しかったと言えます。

両院とも法律を作る権限を持ちますが、国内や地方の問題は下院が主に担当し、国の存続に関わるような問題は上院が責任を持って審議しますので、日本のようなネジレのダメージはそれ程無いようです。

メキシコとの壁や、オバマケアの廃止などは、難しくなるかもしれませんが、日本のように衆議院の優位性が無いので、比較的スムーズな政権になるのかもしれません。

これから注目されるのは、アメリカのリベラルメディアへの対応でしょう。

「中間選挙も終わったし、たちまち失うものは無い!」というレベルで、トランプさんが覚醒モードに入るのではという意見が多くあります。

日本と同じで、余りにも野党民主党寄りの報道に、与党議員は怒り心頭のようですから、これからの1年間は、新たなトランプ劇場が見られると思いますよ。楽しみですね~(笑)

 

 

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