撤回、ようやく来た~

産経新聞 【主張】 辺野古埋め立て 知事選目当ての「撤回」だ

https://www.sankei.com/politics/news/180901/plt1809010004-n1.html

 沖縄県が、米軍普天間飛行場の移設のための辺野古埋め立て承認を撤回した。これにより、国が進めてきた埋め立て工事はいったん停止する。

 撤回は、日米同盟の抑止力による平和の維持と普天間周辺住民の安全確保に逆行する誤った判断であり容認できない。

 国は工事の再開を目指して、撤回の執行停止を裁判所に求めるなど法的対抗措置をとる方針だが、当然の対応である。

 執行停止が認められても、工事は数週間から数カ月も中断する。国と県は撤回の是非を法廷で争うことになる。極めて残念だ。(中略)

 知事不在にもかかわらず撤回を決めた「結論ありき」の姿勢は疑問というほかない。翁長氏の死去に伴う知事選(13日告示、30日投開票)を前に、県民の間の対立感情をあおる政治的パフォーマンスではないのか。沖縄の未来や平和、基地政策のあり方について、冷静かつ建設的に議論を交わすことにつながらない。(中略)

チョット古い写真ですが、琉球独立工作機関「中国共産党友の会」だそうです。シナの国旗を掲げて、普天間基地即時閉鎖!とシナ人が言ってます。

北朝鮮は核・ミサイルを一向に放棄していない。中国は沖縄の島である尖閣諸島を狙っている。1万人規模の海兵隊を2020年までに3倍以上に増強する計画だ。現実の脅威に備えなくてはならない。普天間飛行場は市街地の真ん中にあり、周辺住民の安全のためにも早期移設が急務だ。

 抑止力と住民の安全のいずれをも損なう「撤回」こそ、平和に逆行する行為である。(終わり)

ようやく、辺野古埋立て承認を撤回しました。産経では、「撤回」は知事選を前にした政治的パフォーマンスだと非難しています。この論評自体には賛同しますが、これが沖縄知事選にどう影響するかは別問題。これにより、「撤回」が、知事選の争点にならなくなる。

デニー氏は、国は県の「撤回」に従え!と言うしかありませんが、

自民・公明両党が推薦する佐喜真淳前宜野湾市長は、辺野古移設への賛否を問われても「司法判断に委ねる」と答えることができ、県民感情を上手く抑えて「撤回」が知事選の争点とはなりにくい訳です。

そして逆に、責任の取りようがない一地方の知事選で、国の専権事項である国防を争点にする愚かさを説けばよい。例の、沖縄に詳しいブログ、「狼魔人日記」さんも、同じように書いておられました。

これで、過半数超え51%(わずか1%増ですが)の、勝ちが見えてきました。あちらの選挙参謀さんは三方に気を使いすぎて、「船頭多くして、船、山に登る」タイプのようですね。

沖縄は、地政学的に見ても、日米や東アジアの大変重要な軍事拠点。

その沖縄経済は、観光と公共事業で維持できています。それらの継続には、潤沢な国の補助金・交付金が欠かせません。

今回の選挙で、勝ち馬に乗ろうとする商工観光事業者がどちらに付くのか?沖縄市民も、オール沖縄の幻想から、そろそろ目覚める時ではないでしょうか。

 

 

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