スイスという国は面白いですね。日本でのイメージは、アルプスの少女ハイジくらい牧歌的なもの。
しかし、この永世中立国の実態は、過去の戦争の反省から筋金が入ってます。
日本の民共合体連合が、戦争法反対~って言ってる安保法制。その集団的自衛権が、このスイスには無い。
この国は、他国を頼らず自国を防衛する「個別的自衛権」の国です。
民共合体のアホ達は、もっとこれを言えばよいのに、彼らも判っているんでしょうね。自分たちの論理破たんするのを。
ご存じのようにスイスの国防は、徴兵制で国民皆兵が基本です。国民は男女問わず一定期間の軍事訓練に従事し、ある程度の武器に精通し訓練を怠らない。
スイスの各家庭には、マシンガンや最新の自動小銃程度は普通においています。また、9割を超える普通の家庭の地下室には「核シェルター」があり、半年以上の食料と水が装備してあります。
近所のスーパーや駅の地下にも、普通に100~1000人規模の核シェルターが装備され、そこにも収容能力に比例する備蓄があります。
これが、個別的自衛権を選択した国の現状です。 これが平和ボケした今の日本で出来ますか? チャラチャラしたボンクラ娘や、引きこもりのバカ息子に、2~3年自衛隊で軍事訓練受けさせりゃ、少しはましになるでしょうが、そんな選択を、今時の「賢明で聡明でプライドが高い・・・と自分だけ思っている」馬鹿親がする訳ないでしょう?
だから、日本は現状を熟慮して「集団的自衛権」を選んだのです。今の現状で、自国防衛のために国土を友好国に貸与するだけでも「集団的自衛権の行使」になっているから。「地球の果てまで、同盟国アメリカの言いなりになって戦争するんだ」なんていう馬鹿げた事、アメリカ自体が要求しません。
日本が嫌いでシナ様が大好きな「日本のサヨク」達は、世界中から見れば、とても奇異な存在です。こいつらを「世界遺産」に登録した方が、観光客が集まるかも。
ただ、表題をどうするかです。「日本が大嫌いで、革命ごっこの後に日本を共産国家にして、シナ様に譲るのが夢」という集団では、登録申請が出来ません。
おはようございます
EUと英国,今回の英国の判断で,一体どっちが(世界から)孤立するのか・・・?
私は案外,EU側だろうと見ているのですが,その証拠みたいなものが,一つ,早速出てきましたよ.
ーーーーー以下引用
英語も公用語から離脱?=主要言語は仏独に-EU
2016/06/28-06:02
【ブリュッセル時事】英国の欧州連合(EU)からの離脱が完了すれば、規則に従い英語がEUの公用語から外れる可能性が浮上している。規則変更は可能だが、欧州委員会では既に記者会見などで英語の使用を減らしつつある。英国が抜けた後のEU内での立場を反映し、今後は2大国が使用するフランス語とドイツ語の重要性が高まりそうだ。
EUの規則では、加盟国が通知した第1言語のみが原則として公用語として採用される。英語を通知しているのは英国のみ。アイルランドやマルタでも英語が広く通用するが、両国はそれぞれ古来からの自国語を通知している。
欧州議会のヒュブネル議員(元欧州委員)は27日、「加盟国が1言語しか通知できないルールは、各国の合意により変更可能だ」との見方を示したが、実際に変更されるかどうかは不透明だ。
フランス語やドイツ語に接する機会の少ない加盟国もあり、英語は公用語に準じて使用できる「作業言語」としては引き続き使用される見込み。ただ、EU関係者は米紙に、公式の場では「フランス語とドイツ語の使用を増やす」と明言した。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062800052&g=int
さてさて・・・
孤立にも2種類あると思うんですよね.まず一つ,誰でも思い付く方は,友達を失って立ち往生するところの,
「寂しく空しい孤立」
です.これには誰だってなりたくない.しかし,もう一つ,自分の意志を貫いて,
「孤高の,尊厳のある孤立」
を選ぶ場合もあるんですよね.その好例の一つが,「スイス」です.日本人には,到底マネが出来ない,というかイメージさえ出来ない,強烈な意志のある国家です.
個人的には嫌いな国ですね.物価はバカ高いし,人々は冷たくスノッブで,「我々はお前達とは違う」感が半端ない,現代に残された要塞国家です.
英国は,スイスほどの要塞国家じゃありません.もしそうだったら,間違ってもハリーポッターなんて呑気な映画を作っていない.
政界の共通言語は実質的に英語・・・,これが,英国にどれだけ利していることか.そしてこれには,旧英国植民地(米国も含む)の運営の「良さ」が,確実に影響している.無論,現在の価値感から見たら,英国のやって来たことも酷いもんですが,それでも,大陸国家の連中のやって来たことと比べると段違いに優れていた.
だから,旧英領は皆豊かです.旧仏領は全て赤化して焦土と化したことを忘れてはいけません.カンボジアのクメール・ルージュ(これもフランス語ですよね),あるいはベトナムでの悲惨な戦争,アフリカではアルジェリア辺りで延々と内戦をやっていましたし,私が青年海外協力隊で青春を過ごした中米当たりでも,旧仏領のハイチは最貧国中の最貧国として,不名誉な名声を得ていた.
仏はその人徳の無さゆえに,自らの国際的なプレゼンスを,少なくとも戦後一貫して失って行ったのですよ.自分から,国際言語出会った仏語をローカル言語にまで貶めていったのです.
私が忘れられないのは,かつて海外に住んでいて,毎日のようにNHKを初めとした短波ラジオの国際放送を聞いていたのですが,そのアナウンス言語がある日を堺に,フランス語から英語にぱたっと入れ替わりましたよ.こういうエピソードは,ものすごく強烈に記憶に残りますね.
さてさて・・・,
一方のドイツですが,ドイツはロクに植民地運営の経験さえないですから,この面では良くも悪くも大したプレゼンスがなかったのですが,学問,こと医学に関しては,19世紀から20世紀の前半までは圧倒的なプレゼンスがあった.
古いお医者さんは,カルテ(この言葉がドイツ語ですね)もドイツ語で書いていましたよね.が,これまた,気が付けば英語が主流になりました.
どうしてこうなったか.私の眼には,ドイツの学会にも独特の頑なさを感じます.とにかく執拗な議論を繰り返してこちらを論破してくるのですが,かといって,合理的な結論に向かっているようには見えない・・・,っつうことが,我が本業(たまには働いているのですな,これでも)においてもまま見られるんですよね.ああ,面倒臭きかなドイツ人.
さて,かつてのドイツ医学界の空気(厳密には,ドイツかぶれになったかつての日本人エリートの空気ですが)として分かり易いのが,森鴎外でしょう.
陸軍の軍医として,頑なにビタミンの存在を拒絶し続けたため,軍人に大量のかっけ患者が出て,日本軍はかなりの損失を被ったわけです.理由は簡単,「世界の最高権威のドイツ医学会が,んなけったいなもの認めていないから」.
一方で,柔軟な英国流の医学も取り入れた海軍は,「西洋かぶれと」批判されながらもパン食を取り入れて,こそこら,最終的に鈴木梅太郎の「オリザニン(ビタミン)」の発見につながったのです.
にも関わらず,森を中心としたドイツ留学組は,日本の.それも医学者でもない園芸学者の鈴木が見付けたオリザニンなど認めないとして,頑なに横やりを入れ続けました.
「ドイツに留学しなかった」=「二流の研究者」
の発見など認めん! と言うわけですね.そして,オリザニンの発見と名誉とその意義を,その後,同一物質をビタミンとして(再)発見したフンクにみすみす譲ってしまったのですね.
因みに,この鈴木博士.例の「理化学研究所(理研)」の創設者なんですよ.あの小保方騒動の起こった理研です.「自由闊達な学問の場」として理研を創設し,世界的な名門研究所に育て上げた鈴木も,日本の時の政府における政治闘争としては,森一派を中心とした「ドイツ帰り組」の派閥の前に,一貫して無視され,冷遇されてきたのですね.
ドイツ帰りの日本人と,当のドイツ人を一緒くたにしちゃいけないでしょうが,こな的には,「推して知るべし」でしょうと感じています.
いずれにせよ,独にも世界を導くレベルのリーダーシップの度量は,残念ながら「なし」というのが,こなの正直な感覚です.
と言うことで,長くなりましたが,以下が今日の結論です.
EUから,英語という共通言語を取り上げたら,一体なにが残るの・・・?
そんなことやっていると,EUさん,ますます孤立するばかり.