>米国における,(おそらくマスゴミ識者辺りの減らず口による),米国民(とくに,エリート)の愚民化,
日本にとっては、これが最大の問題だと思います。
日本も米国の指導階級のレベルの高さは判っているはずですが、大半の中間層やその他の「TVばかり見て文字を読まない人々」の低俗さには辟易しているはずです。
その西洋花札氏の論調を拍手喝采で受け入れている人々を日本的に言えば、「個人的な妬み嫉みの気持ちを、そのまま体現しているだけで、国益なんぞ考えた事も無い人の集団」。
その程度の人々が選んだ男が、世界の冠たるアメリカの大統領に選ばれた時に、何が起こるのか?
世界の警察として君臨していたアメリカが、それを完全放棄した瞬間ですから、それは自国アメリカにも飛び火します。
「それを気付いた時には、既に遅い」という意味で、日本の左翼の一国平和主義に似た結末になるよと言ったのです。
まあ、あのアメリカですから、その前には強烈なブレーキがかかるとは思いますが、強烈すぎたら、日本の自律に確実に拍車がかかりますね。(その後に自立ですかね)
トピズレですが・・・,オバマ氏の広島訪問.
私も色々と思うことがあったのですが,オバマ氏が被曝者と抱擁している写真を見て,結局,良かったなって思えました.
こうしたオバマ氏のスタンスが,覇権国家としての米国をリードする上において適切であるかは議論があるでしょう.が,今回の広島訪問に対して私は,オバマ氏なりのケジメの付け方,信念を感じとりました.
いずれにせよ,今後の日米関係に良い影響を与える訪問になったことは明らかです.ベトナム訪問も含めて,「そんなことやったって,独りよがりで意味がない」という書き込みを数日前にしましたが,この発言を撤回します.
しかしまぁ,伊勢神宮という第一級の宗教施設でさらっとG7を執り行い,オバマ氏の広島訪問にこのような演出を仕込んでくれた安倍政権の凄みに,正直痺れますね.
G7の面々や,米国世論にも納得出来るような形で,さらっと,しかし極めてコアーな「日本なるもの」を主張している.これでもう,G7の面々(少なくとも現職の大統領など)は,日本の宗教なる神道に対して,「戦争の引き金となった狂信的なイメージ」をいだくことが出来なくなったことでしょう.
また米国の一定割合の識者達も,これまで繰り返してきた商戦国理論としての「広島,長崎への原爆投下こそが平和の象徴だ」という従来の主張を,少なくとも声高に叫び続ける気分ではなくなったことでしょう.
理屈による勝敗論ではなく,最高レベルでの日本的情緒をもってこれらを納得させた今回のG7,繰り返しますが,安倍政権に天晴れです.