>角田さんの説明ですんなり分かる経済の基本を,専門家たる専門家である財務省がなぜ理解できないのか? です.
以下の文章は面白い視点ですが、正解の1つだと思います。
村上誠一郎の全国知事会への「反減税」働きかけについて 2024-11-16
財務省がなぜ緊縮財政至上主義で、減税、特に消費税減税について嫌悪し、露骨なまでに妨害しようとするのか。
それは、財務省には「事業がない」ためです。
例えば、国土交通省の官僚ならば、「国民のためにこのインフラプロジェクトを手掛け、尽力した」といった実績が評価され、出世の階段を昇っていきます。 財務省にはこの手の事業がない。となれば、財務官僚の査定は、どうなるのでしょうか。上司は何をもって、部下を評価すればいいのでしょう。
すなわち、緊縮財政です。どれだけ政府支出を削減し、増税のためにどれだけ「汗をかいたか(こう表現する)」によって、財務官僚は査定される。ただ、それだけの話なのです。
あ、一般の方は分からないでしょうし、わたくしも理解できないのですが、官僚の人生の目的は「出世」です。財務官僚が出世したいならば、緊縮財政のために汗をかかなければならないのですよ。
財務官僚は出世し、家族を幸せにしたいために、国民を苦しめる緊縮財政を「あらゆる手段」を使って実現しようとする。減税政策を通してしまうと、所管している官僚は出世路線から外されてしまう。(本当に外される)
だからこそ、彼らは必死に抵抗する。財務省はもちろん、他省庁の官僚とのコネクション(これを「政治力」と呼びます)をフル活用し、減税政策を潰そうとしてくるのです。
>小さなミスも侵さないけれども,大きな成果なんて到底達成できない「ことなかれ君」が跋扈し,「一見優等生のようで,その実無能なリーダーばかりの,負のスパイラル」現象が起きているようにしか感じられません.
最近気付いたのですが、東大法学部という日本の最高学府を出た官僚達を筆頭にして、「若いころ勉強できた優等生」。全てとは言いませんが、大学卒業以後は謙虚に「世間の常識」を学ぶ機会が少ないのではと思います。
だから、社会経験が乏しいまま「教職や報道部門等の極めて狭く特殊な世界に就いた者達」は、お仕着せの知識を無邪気に疑う事もなく、定年まで安気に過ごすという「極めて無能で不勉強な左翼」が多いのでは?
逆に、ろくに勉強していない私のような者は、社会の荒波に揉まれる中で学習する必要性を肌身に感じて、遅ればせながら死に物狂いで広範囲の事柄・事象を、自ら取捨選択してミクロ・マクロに学ぶ事になるから、結果的には良かったのだと思います。
まあ、頭が良く感性も磨かれている上に、不動さんという師のもと、最初から真っ当な学びを実践されていた こなさんのような方もいらっしゃいますけど、世の中では希少な存在だと思いますよ。
亀レスですみません.
日本経済に対して横車を押す謎の財務省.
その原因として,村上氏は,
>上司は何をもって、部下を評価すればいいのでしょう。
> すなわち、緊縮財政です。
という.しかし,うーん,どうでしょうか.
私の心には響きませんね.
金を貸すところ止まり,事業に直接は参画しない
というのは,例えば銀行も同じですよね.
別に,財務省だけが他のあらゆる機関と異なった
評価基準で動かなければならないというわけじゃ
ないでしょう.
詳しいことは知らないのですが,私もそれなりに歳をとりましたから,バブル「以前」の日本の雰囲気をそれなりに覚えているのです.
いやなにも,懐古趣味を言おうとしているわけじゃなりません.でもそこには,官民タッグを組んでグイグイ突き進む日本があった.
「護送船団」と言われようが,「相互持ち株方式」がどうだとか言われようが,「大店舗法」がどうのこうのと圧を掛けられようが,強い日本を推進しようとする筋があったように思えます.
もしかしたら,産業・経済方面は当時の通算が主導だったのかもしれませんが,大蔵省だって,1枚2枚・・・,絡んでいないはずがありません.
私は,バブル崩壊は第2の敗戦だったと認識しています.悪いことに,物理的・肉体的な敗戦ではなく,精神的な敗戦だったのではないかと感じています.
昔に戻ればいい・・・,なんて懐古趣味を言うつもりはありませんが,あの頃日本人は,日米貿易摩擦でもっともっとガリガリやっていたように感じます.足りないのは,たぶん,そういうところなんじゃないかと思うのです.
いかがでしょうか?