安倍派の塩谷・下村両氏が会談「当面会長は置かず」確認…19日に幹事会で意見集約 (msn.com)
自民党安倍派の塩谷立、下村博文両会長代理は15日、国会内で会談し、銃撃事件で死亡した安倍晋三・元首相に代わる新たな会長を当面置かず、執行部の体制を維持する方針を確認した。塩谷、下村両氏を中心とした複数の議員による派閥運営となる見通しだ。19日に幹事会を開き、意見集約を図る。
衆議院は、元総務会長で10期塩谷会長代理と、前政調会長で9期下村会長代理の2人が会長代行。
参議院は、現参議院幹事長の5期世耕氏が会長で、副会長は現国体委員長の8期高木氏・前経済再生担当相で7期西村氏・現幹事長の8期松野氏・現経産大臣の6期萩生田氏の7人による集団指導体制のようです。
普通であれば次期会長は下村氏でしょうが、安倍さんと首班指名を争った時のように、下村氏は余りにも派閥内外の人気がありません。かといって、存在感の無い塩谷氏では、他派閥との折衝も出来ない。。。
その中で、期は最も少ないけど実力派の世耕氏が、二階氏の地盤で衆議院に鞍替えして、安倍派の会長を目指していたんですよね。その矢先の安倍会長の事件。わたし的には萩生田さんが押しなんですがね。。
この跡目争いは、意外と早く決着するのではと思います。茂木派・麻生派・二階派の動き次第では、案外、菅さんがキーマンになりそうですね。 さて、次は岸田氏は覚醒したか?です。
岸田首相〝覚醒〟か 安倍元首相の国葬、防衛力強化、原発再稼働へ 「おおむね正しい判断」と識者評価 (msn.com)
岸田文雄首相は〝覚醒〟したのか―。14日の記者会見で、参院選の街頭演説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の政府主導の葬儀について、今秋に「国葬(国葬儀)」で行うと発表した。安倍氏の悲願である防衛力強化も「必要な予算を確保し、財源を用意する」と明言した。冬の電力需給逼迫(ひっぱく)を防ぐため、最大9基の原子力発電の稼働を進める方針を示した。(中略)
福井県立大学の島田洋一教授は「①安倍氏の国葬は、国際的に極めて高い評価を受けていた人物であることを考慮すれば当然の判断だ。②防衛費は、財務省側の『財源をどうするのか』という言い分に対し、安倍氏の『国債発行』という姿勢を継承するかがポイントではないか。③原発再稼働も正しい方向だが、原子力規制委員会の審査が滞っている。原発の新増設も視野に、次の手を繰り出す必要がある」と語った。
岸田氏は覚醒してはいません。①国葬の件は、支持率だけが関心事の首相ですから、マスコミやネットの動向を見れば当然実行するでしょう。
②防衛費2%については、安倍さんと財務省に挟まれて5年という期限を設けましたが、この実現には防衛増税が含まれないと、岸田氏には無理でしょう。財務省の真性ポチですから。
③原発9基の再稼働については、池辺さんが言われているように、「すでに予定していた事案」ですから、鼻をふくらませて「やった感」を出されても苦笑するだけです。少なくとも、あんたの考えでも手柄でもないし。
「9基でも需給厳しく」: 日本経済新聞 (nikkei.com)
電気事業連合会の池辺和弘会長(九州電力社長)は、15日に開いた定例記者会見で「最大9基の原子力発電所を活用しても、冬の需給が厳しい状況に変わりはない」と話し、9基は関西電力、四国電力、九州電力の原発だ。「9基のうちほとんどは既に冬の供給力に織り込まれている」と指摘しています。
何度も言いますが、今すぐ泊原発を再開しなければ、今年の北海道は冬が越せません。最悪、一日6,000人以上の凍死者が出ます。これは重大な政治責任となり、岸田政権転覆が起こる可能性が非常に高い。
もう一度言いますが、岸田氏は何ら覚醒してはいません。