特集冒頭、櫻井さんは『戦争は絶対にしてはいけない……太平洋戦争を経験した方を取材するたびに必ず出てくる言葉です』とも話した上で、今回の取材VTRが流れました」(テレビ局関係者)
「今月8日、太平洋戦争から80年が経過するということで、その発端となったアメリカ・ハワイの真珠湾攻撃で魚雷を投下する電撃機の搭乗員として参加した男性に櫻井さんが取材することになりました。 櫻井は「戦時中ということはもちろんなんですけど」と前置きした上で、「アメリカ兵を殺してしまったという感覚は、当時は?」という質問を投げかけるが、吉岡氏は「いや……」としばらく言葉を詰まらせてこう答えたのだ。
「……私は『航空母艦と戦艦を沈めてこい』という命令を受けているんですね。……『人を殺してこい』ってことは聞いてないです。従って、命令どおりの仕事をしたんだ。もちろん人が乗っかっていることはよくわかっていますけど、しかし、その環境というのは私も同じ条件です」
まず、太平洋戦争という言葉から間違っています。日本が開戦時に閣議決定したのは「大東亜戦争」という呼称。それをGHQの日本占領時に「太平洋戦争」という呼称を強制されたものです。
櫻井さんの思いは存じませんが、「戦争は絶対にしてはいけない」という言い方は間違っています。歴史を語るには、まずその当時の時代背景を詳細に知らなくてはなりません。「先人達は、どういう思いでこの戦いに臨んだのか」を、現代の感覚で語ってはいけない。
誰しも戦争は嫌です。戦争なんてしたくない。でもそれは、今の平和にヒタリきっているから言えるだけ。また、この平和な日本は、多くの先人達の血と汗の上に成り立っている事を忘れているから、「戦争は絶対にしてはいけない」とか、「アメリカ兵を殺してしまったという感覚は、当時は?」なんていう軽薄な言葉や質問が出来るのです。
マルクス・アウレリウスの『怖れるべきは死ではない。真に生きていないことをこそ怖れよ。』と、松陰先生の『かくすれば、かくなるものと知りながら、やむにやまれぬ大和魂』という言葉を貼っておきます。それでも異論がある方は、メールで討論しましょうか。受けて立ちますよ。暇ですから【笑】
「戦争は絶対にしてはいけない」だと防衛の為の止む負えないものまでダメとなるので、人が殺し合う悲惨な戦争はするべきではないという観念的な意味合いでなら「起こしてはいけない」の方が良かったかもしれませんね。
「アメリカ兵を殺して云々」はテレビ的な仕込みかと思いましたが、元搭乗員の方も真珠湾攻撃当日にアメリカ兵の生死にまで考えを巡らせる余裕など無かったでしょうから、頓珍漢というかピントがずれている様に思います。