>その時点で,すでに,機会の平等さえ実現不可能だと思ってしまいます.
どの時代の人間も、生れ落ちた瞬間から格差社会に生きる運命にある訳ですから、厳密にいうと、「機会の平等」はあり得ません。(日本人に生れた事は、その中でも飛び切り「運」の良い出来事だと思ってはいますが)
「機会の平等」は、「チャンスの平等」とも言われますが、大事な処でチャンスに巡り合う「運」を持つことは、生きるためにとても重要です。
松下幸之助さんは、入社面接で必ず、「あんたは運が良いと思うか?」と問い、「私は運が良いと思います」と答えた人を採用したというのは有名な話です。
松下幸之助さんの面接を受けただけでも、相当に運が良いとは思いますが、「自分は運が良い」という思い込みは、とても大切なツールではないでしょうか。
私自身、聞かれれば、「私は、とても運が良い男です」と答えます。
45歳で三途の川から生還して、全く別の人生を歩むことができ、多くの素晴らしい人々に出会える立場になり・・・酒も美味しく飲める(笑)
まだやりたいことは、多少残っていますが、苦しかったことの方が楽しく思い出せる年齢になった事に、日々感謝ですね。
>「あんたは運が良いと思うか?」と問い、
私はまだまだですね.自分が運が良いと言い切る自信がありません.
もちろん,それが自分の弱さだと知っています.ただ,口先で強がることもしたくない.
もちろん,ことさら運が悪いとも思っていません.が,自分の人生を思う存分に切り開いてきたという実感も・・・,正直持てません.
>苦しかったことの方が楽しく思い出せる年齢になった事に,
そう思える日が来るように,これからも日々精進してきたいと思います.
チャンスが平等である(または,そのように世の中に設定してもらう)ことよりも,自分の目前に不と現れた運命の女神の前髪を,チャンス逃さずしっかりとつかむことの方が何倍も大事だ!
確かにそうですよね.